
おススメ度 ☆☆☆
ちょっとおススメがむつかしい映画。好き嫌いがあるような。
CMディレクターの石川寛の作品。
海に飛び込み自殺を図った同級生を見まいに行く二人に、ドライバーとしてついていく女性。この3人の北へ向かってのロードムービー。さらに当の自殺未遂の女性を交えての旅。
それぞれに悩みや、哀しみを抱えながら生きている。そして、時々に発する意味深なセリフ。
ドライバーの女性も、友人が行方不明、いなくなる前に聞いた、不思議なセリフ。
これらの心証を、じっくりと作り上げる手法は、見るものを迷わせ、共鳴させる。
美しいというか、冬のどんよりとした風景、特に後半の雪国の海の寒々としたこと。
自然と人物の絶妙な配置。これだけで、映像としてのアートだ。木の形を人が真似する。
取り立てた事件は何も起こらない。
沈黙のままのながーい空白。
宮崎あおい、忽那汐里、安藤さくら、吹石一恵3人の演技派が、素に近い演技を見せる。
監督は素材をただ見ているだけみたいな。
感性が試される映画でもある。